2012年12月1日土曜日

12月の展示絵画


「ベルフリーのゴルフ場」/ジャック・デペルト 売約済

1936年フランス、シューレンヌ生まれ。
サント・エティエンヌ国立芸術大学、およびジュネーブ装飾芸術大学に学ぶ。
1965年にフランス政府給費留学生としてイタリアに滞在。
黒を基調としたデリケートな描線と整然としたコンポジション。
落ち着いた色調の清麗な画面には、静寂さと孤独感の中に漂う郷愁が漂う



「 」/hiro tanaka 作




「一角獣(ユニコーン)」/宮城輝夫 作


1912年宮城県白石市生まれ。
中学卒業後、川端画学校で熊岡美彦氏に学んだ後、川口軌外に師事。
独立美術展に出展する傍ら、超現実主義系美術グループ「新造形美術会」や「新象作家協会」に加わるなど、戦後からの本県における前衛美術の牽引者の一人。
既成の枠にとらわれない自由な精神に溢れ、画面は綿密な構成により単純化され、独特な夢想の世界を作り上げています。ユーモラスで、しばしばエロティックな風刺の効いた作品からは、人間に対する深い愛情が感じ取れる。




「婦人像」/中村英夫 作

1929年東京生まれ。
明治大学卒業後、秋田書店に入社。その後退社して舞台美術の仕事に携わる。
その後、挿絵画家となり、漫画原作者・梶原一騎と組み、少年漫画を連載。
1970年から洋画家に転業。
北海道、信州など日本各地の渓流、海、農家、富士などを写実的なタッチで描く。大自然の一瞬の静寂を綿密に描き上げている。

「黄色い花」/黒木宏

1957年東京生まれ。
1981年に東京芸術大学卒業。
1985年「日本の画家サロン」第一回優秀賞受賞。個展を中心に作品を発表している。
花々や風景などのイメージを含ませつつ、好みの色彩世界を画布の上でダイレクトに展開。
絵の具の複雑な重なりによる無数の細かな起伏を生む、独特な技法は、絵を観る位置(角度)に伴う微妙な色調変化をもたらし、原画ならではの味わいを醸し出す。